戦場ジャーナリスト・志葉 玲のブログ
by rei_shivaからリンクしました。
【写真】福島第一原発周辺取材に行ってきました。: 日本中、いや世界中を震撼させた福島第一原発の事故から一年。原発周辺の取材に行ってきました。詳しい報告は、また改めて雑誌・メルマガ等で書くつもりですが、とりあえず写真を公開したいと思います。

福島第一原発4号機。敷地外から撮影したが、それでも空間線量は毎時100マイクロシーベルト超。大量の使用済み核燃料が保管されている4号機が地震等で崩壊すれば、膨大な放射能が放出されかねない。京大原子炉実験所助教の小出裕章さんは「最悪の場合、昨年の事故をケタ違いで上回る放射能が放出され、首都圏も住めなく恐れがある」と警告している。政府や電力会社は事故対応にこそ全力を注ぐべきで、原発再稼動などありえないだろう。

「死の町」と化した20キロ圏内の道端に置き捨てられていた人形。

生き残った牛達が集められた牧場。背後のタンクには「3.12 浪江町無念」「原発爆発14km地点」との文字が。

除染後の避難解除にむけ、事故後逃げ出した家畜の殺処分が行われていると聞く。詳しい事実関係は後日、追加取材したい。

南相馬市小高区の民家。空間線量は毎時7マイクロシーベルト前後。年間に換算すれば、6ミリシーベルト超、つまり一般人の年間被曝限度の約6倍だ。しかも、周囲が山林なため除染は事実上無理だろう。

楢葉町のコミュニティセンターでの除染活動。原発マネーで建てられた施設の除染事業を、大手/準大手ゼネコンが受注する。原発利権に多額の税金が投じられる構図は変わらない。

小出裕章さんの新著。志葉も編集協力、コラム・写真提供等お手伝いさせてもらいました。毎ページごとに図表や写真を使い、わかりやすい本に仕上げたつもりですが、 Amazon( http://amzn.to/zYyw4l )等でご感想いただけると嬉しいです。
特集/3.11東日本大震災から1年…いま思うこと
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